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カジノゲーム、海外のカジノ、日本のカジノ動向をわかりやすく説明

カジノで実際におこった犯罪事件簿

      2016/01/10

crime

日本でカジノを合法化する動きが本格的になり、カジノを作ることに反対する人たちの活動も活発になっていきます。カジノ反対派の人たちの主張でよくあげられるのが、治安の悪化青少年への影響犯罪の増加マネーロンダリング(資金洗浄)キャンブル中毒(依存症)などです。

今回は、実際にカジノでどのような犯罪がおこっているのか、マカオ、韓国のカジノでおこった犯罪の一部を見ていきましょう。

Photo:Casino Night at the Pan Pacific Vancouver / rishadd

横領

カジノでは、現金をゲーム用のチップに変えてゲームを楽しみます。ですので、カジノ内では、このゲーム用チップは現金と同じ。このチップをカジノで働いている社員が横領するという犯罪がおきています。

ケージ(キャッシャー)担当がゲーミングチップ横領容疑で逮捕(マカオ)

会員ポイントの不正取得

カジノでは、ゲームの賭金に応じてポイントがつく会員プログラムを提供しているところが多くあります。ポイントが貯まるとホテルの無料宿泊やフードバウチャー(食事がタダになる)などの特典がもらえます。このポイントを不正にカジノで働く社員とカジノに来ている客が共謀して騙し取る犯罪がおこりました。

この事件は、ピットボス(ピットボスとは:複数のゲームテーブルを集めた島(エリア)を管理・監督する役職)が、カジノ客と共謀しカジノ会員ポイントを不正に精算し、景品等に交換。逮捕者11人、被害総額は日本円で約1033万円。

カジノ会員ポイント騙し取るーピットボスと客役が共謀

ゲーム用チップの偽造

カジノでは、ゲーム用チップは現金と同じ価値を持っています。そのゲーム用チップを偽造して、カジノで現金化する手口の犯罪がおこっています。

偽チップ集団メンバー2人逮捕ー被害総額19万香港ドル超(マカオ)

被害総額は、日本円で約250万円(1香港ドル=13.4円で計算)

詐欺賭博

最後にカジノで必ずおこりうる犯罪としてカジノゲームでのイカサマ(詐欺)があります。

現在、今後の動向が気になる事件が、韓国の済州島でおこっています。(7月21日時点)

事件の内容は、中国人客4人が済州島のカジノで2時間以内で約11億ウォン(約1億956万円)勝ちました。しかし、カジノ側はこの中国人客がカジノディーラーと共謀し詐欺賭博の疑いがあるとし、中国人客への現金支払を拒否。

しかし、この事件は、単なる詐欺賭博では終わらず、共謀したとされるカジノディーラーがカジノ側から虚偽の供述(詐欺賭博をした)を強要されたと証言。しかもカジノ側は中国人客が詐欺を行った証拠が提示できていないため、カジノ側の中国人客が詐欺賭博を行ったという主張に疑問視する声が広がっています。

韓国済州島のカジノ:中国人客にチップ支払拒否、中韓両国で波紋

この事件の動向が気になる点は、をついているかということ。

中国人客と共謀したカジノディーラーが嘘をついていた場合は、単なる詐欺賭博の事件となりますが、仮にカジノ側が嘘をついて支払を拒んでいた場合は一大事なります。なぜなら、カジノで行われるゲームの勝敗はカジノの信用の上に成り立っているからです。

もし、この信用を裏切るような行為(お客が勝っても勝ち分を支払わない)をカジノが行った場合、そのカジノでゲームをしたいと考える人がいるでしょうか。勝っても勝ち分を支払われない危険があるカジノで遊びたい人はいないでしょう。

カジノは信用で成り立っているビジネスと言っても過言ではありません。もし、この信用を裏切った場合、その裏切り行為を行ったカジノだけでなく、済州島にあるカジノ、ひいては韓国にあるカジノ全体の信用が揺らぎかねません。

<追記>

この済州島の事件、カジノ側が明確な証拠を示せなかったため、中国人観光客に「嫌疑なし」と判決されました。朝鮮日報日本語版で報道されましたが、なぜか記事は削除されてしまい現在は見ることができません。(画像はキャプチャー)

cheju

こちらのブログに記事抜粋されているので、ご紹介しておきます。

 

まとめ

カジノでおこりうる犯罪は、カジノ内で働いている人間が関わる犯罪が多いようです。カジノは常にゲームの現場はもちろん、キャッシャーなど至る所を監視カメラで監視しています。これはカジノに来ているお客様だけでなく、従業員も監視していますが、残念ながら犯罪はおこってしまいます。

カジノでおこりやすい犯罪を未然に防ぐためには、カジノ従業員の教育・管理を徹底することにかかってくるのではないでしょうか。カジノは一般の企業より、お金が目の前にある環境が多いため、犯罪に手を出す気を起こせない厳しい監視、管理体制を整え、従業員に犯罪をおこさせない環境づくりが重要となるでしょう。

 

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