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カジノ法案で出てくるIR(統合型リゾート)って何?

      2014/05/04

marinabey

最近、カジノを合法化する動きで、カジノを誘致したいなどのニュースを耳にすることが増えてきました。これは、昨年末にIR議員連盟が「カジノを中心とした統合型リゾート(IR)の整備を政府に促す法案」が提出されたことにより、以前より期待されていたカジノの合法化に熱を帯びてきたためです。

この法案のことをカジノ法案であったり、IR法案と呼ばれてます。

必ずと言っていいほどカジノ法案でカジノと一緒に出てくる単語、

 

IR(統合型リゾート)って、そもそも何でしょうか?

 

IR (統合型リゾート)とは

IRとは「Integrated Resort」の略。これを日本語に訳すと「統合型リゾート」となります。で、これがカジノとどう関係しているのか?

このIR(統合型リゾート)は、国際会議などの「MICE(マイス)」を行える施設とカジノを備えたリゾート形態のことなんです。

MICE(マイス)とは

M= Metting(企業等の会議)

I= Incentive Travel(企業等の研修旅行)

C= Convention(国際機関・団体、学会等が行う国際会議)

E= Exhibition / Event(展示会・見本市・イベント)

参考:JTB総合研究所

ラスベガスは、カジノの街と思っている人は多いかもしれませんが、今はMICE(マイス)に最適な都市となっていて、IR(統合型リゾート)に変貌しています。

最近だと、2010年にシンガポールが国の観光政策として、カジノを中心としたIR(統合型リゾート)を2ヵ所(マリーナ・ベイ・サンズと ワールドリゾート・セントーサ)オープンしました。毎年、堅調に観光客数が増え、観光収入を増加しています。

日本もシンガポールの観光政策にならって、日本の観光振興のためにカジノを含めたIR(統合型リゾート)を日本でも作れるよう今回、法案が提出されました。

Photo:Singapore Business district at dusk-1= / shebalso

なぜ今、IR(統合型リゾート)なのか

自国に海外からの観光客を呼び込むのに国際会議などのMICE(マイス)は、とても重要な役割を果たします。

毎年開催される会議やイベントを誘致することができれば、必ず毎年、たくさんの訪日観光客が来ることが予想でき、安定した観光収入を見込むことができるようになります。

2013年に日本に訪れた外国人観光客数は1036万人(日本政府観光局 統計)。政府も2020年を目標に 年間2000万人の訪日観光客を目指していきたいと言っています。

そのためには、国際会議や国際展示会などを多く誘致できる環境を作るためにカジノを含めたIR(統合型リゾート)が必要です。

entrance
Photo:RI – Newport – Newport Casino – Newport Casino / wallyg

おそらく、ここまでの話を読んで、なんでカジノも必要なのか?と考えている方もいるでしょう。

別にカジノなくてもいいのではないかと。

MICE(マイス)ができる環境だけ整えればいいのではないかと。

 

カジノはないとダメです!!

 

観光収入が大きく変わってきます。

まず、国際会議や展示会は毎日行われる代物ではありません。なので、展示会などで使われない時間は、お金を生み出しません。

つぎに国際会議や展示会にたくさんの人が訪れてくれたのに、会場近辺に観光できるところ、楽しめる場所が少ない(もしくは、ない)。これは、せっかく沢山の人が訪れて観光もしてもらえるチャンスがあるのに、それを逃しているのは、非常に勿体ないです。

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シンガポールだと、MICE(マイス)の施設以外にカジノ、ユニバーサル・スタジオ、ショッピングモール、動物園、美術館、スポーツ施設などがあるんです。訪れた際にいろいろな選択肢があって観光、遊びに事欠きません。で、こんなに遊ぶところがあるんだから、カジノはいらないのではと考える方もいるでしょう。

カジノは、ショッピングモールや美術館などが閉まった夜に遊ぶ場所として有効です。(もちろん、昼から遊んでも問題ありませんが)

観光客としては、朝昼は会議や展示会に出席し、その後、ショッピングをしたり、観光、食事を楽しんだ後、カジノに行くことができ、1日中、楽しめる環境が整っています。

観光地側としては、1日24時間、何かしらのお金を生み出すことができ、観光収入は増やすことができるので、お互いにとって良い環境ですね。

まとめ

今回、IR議員連盟が提出したカジノ法案。ただ、カジノを解禁するのではなく、日本の観光振興の戦略としての位置づけが強いんですね。

ですので、カジノと聞いて、ギャンブルだから嫌とか、ギャンブルは危ないとか、感情的に反応する理由だけで反対する前に、なんで、カジノを作る必要があるのかという理由に耳を傾けてみてください。もちろん、カジノをつくることで心配な点もあります。反面、カジノを作ることで生まれる効果もあるのは事実です。

この両方の点を踏まえて、カジノは必要なのか、それともいらないのかを考えてみてください。その結果、反対なら反対という意見を持って頂けばよいでしょう。

議員の方々もカジノができることで生まれる心配な点も重々承知しているでしょうから、心配な点を小さくする努力をしてくれることを期待しています。

 - カジノについて, 法案

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